ヤンキース田中 打球直撃も「大丈夫ですよ」

2018年08月29日 11時30分

ホワイトソックス戦の7回を投げ終え、元気なくベンチに戻る田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【ニューヨーク発】ヤンキースの田中将大投手(29)は28日(日本時間29日)、登板翌日とあって、グラウンドには姿を見せずノースロー調整だった。27日(同28日)に先発したホワイトソックス戦は宝刀スプリット、スライダーが冴え5回まで無失点に抑えたが、味方の拙守に加え、ボテボテのゴロが極端なシフトの逆を突く内野安打になるなどの不運も重なり7回を4失点。日米通算で史上6人目の通算2000三振を達成したものの、5敗目(9勝)を喫した。

 これで5試合連続で白星なし。内容を残しながらも勝ちに結びつかない登板が続いていることを問われた右腕は「今までも、これからもそうですけど、自分でコントロールできる部分をしっかりと突き詰めていきながら、次の登板に向けてやっていきたい。それが自分の責任だと思うんで」と前を向いたが、実は登板中に思わぬアクシデントに見舞われていた。

 それは無死満塁の大ピンチを脱した4回、最後に遊ゴロに仕留めた7番・モンカダが放った打球だった。ライナー性のボールがマウンドを襲い、田中の足元付近で大きくバウンド。勢いをなくしたことで二塁後方にシフトしていた遊撃手が処理したが、これが左足の爪先を直撃していたのだ。

 田中は試合後「内出血してます」と苦笑いで明かしたが、翌日にどれほどの痛みが出るかを気にする様子もあった。左足の爪先は投球時の体重を受け止め、踏ん張りを利かせる重要な部分。ここに不安を残せば投球のすべてを揺るがしかねない。少なからず不安もよぎったはずだが、一夜明けてクラブハウスに姿を見せた右腕は「大丈夫ですよ」とサラリ。ロスチャイルド投手コーチも「問題ない。大丈夫だと思う」と安堵の表情を見せた。

 中4日なら次回登板は9月1日(同2日)の本拠地タイガース戦が濃厚。日本人投手初のメジャーデビューから5年連続2桁勝利を次こそ達成する。