【高校野球】松井秀喜氏が始球式 ワンバウンド投球に「甲子園の魔物に襲われた」

2018年08月05日 12時38分

始球式に登場し母校・星稜ナインを激励した松井秀喜氏(中央)

 ゴジラが記念大会を迎えた夏の甲子園に帰ってきた。第100回全国高校野球選手権記念大会が5日、甲子園で開幕。星稜(石川)OBの松井秀喜氏(44=現ヤンキースGM特別アドバイザー)が「レジェンド始球式」の開幕マウンドに立ち、超満員に膨れ上がった聖地のスタンドを沸かせた。

 白いポロシャツ姿でマウンドへ向かった。大歓声を背にノーワインドアップから力強い投球を見せたが、外角へ外れてワンバウンド。納得がいかなかったのか、頭を抱え込むしぐさとともに苦笑いを浮かべた。

 始球式を終えた松井氏は、穏やかな表情で「素晴らしい舞台に投げさせていただいたので、それに感謝です」とコメント。始球式については自ら切り出し「練習ではいいボールがいっていたので、『いけるかな』と思っていたんですけど。やっぱり甲子園のマウンドはまったく未経験なので経験不足を露呈して、この年になって甲子園の魔物に襲われたなと思っています」と続け、集まった報道陣を笑わせた。

 直後には第1試合で母校・星陵が28年ぶり出場の藤蔭(大分)と対戦。「始球式は全国の高校野球関係者を代表し、また甲子園に感謝の気持ちで投げましたので、そういう意味で気持ちはニュートラル。母校の試合に関しては同じユニホームの袖を通した仲間ですから、応援したい。もし勝ちましたら、一緒に校歌を歌いたいと思います」。そう語った松井氏の目は、まるで高校球児のように純朴で光り輝いていた。