【ミズーリ州カンザスシティー発】ヤンキースは17日(日本時間18日)、試合がなくオフだった。21日(同22日)のレンジャーズ戦に先発が決まった田中将大投手(29)も休養に充てたようだ。

 今週はオフが2日。しかも2試合予定されていたナショナルズ戦も初戦は6回表で降雨サスペンデッド、2戦目も中止で事実上、一試合もプレーしなかったことになる。中止決定後、報道陣からは「休みすぎにならないか」の声が上がったが、ブーン監督は「大丈夫。ブルペンと打撃ケージがあったし、明らかに我々は“プレーした”よ。理想的ではないかもしれないが、中継ぎを休ませることもできた。そういう見地からすれば、この2日でリセットできる」と前向きに語った。

 そんなチーム内で今、ひそかに検討されているのが本塁打後の「面白パフォーマンス」だ。昨季は本塁打を打った選手がダッグアウトに戻ると、他のナインが待ち構え“ヒーローインタビュー”を開始。テレビカメラ代わりにヒマワリの種のケースを肩に担ぎ、数人が借りてきたマイクを持って、打った感想などを矢継ぎ早に聞くというパフォーマンスが大ウケした。

 こうした「ノリ」が若いチームをさらに勢いづかせ、終盤の快進撃につながったが、今季はどうするのか。主砲のジャッジは「昨年はいろいろとやったよ。ダッグアウトでのインタビューはとても楽しかった」と懐かしげに振り返ると「今年はまだどんな新しいことをやるかわからないけど、そのうち新しいものが見られるよ」とニヤリ。昨季を超える新パフォーマンスを予告した。

 前日の時点で2位レッドソックスと0・5ゲーム差の激しい首位争いを演じているヤンキース。プレーはもちろんだが、ベンチ内にも注目だ。