マリナーズの会長付特別補佐に就任したイチロー外野手(44)が、NFLペイトリオッツのQBトム・ブレイディ(40)を知らなかったことが、USAトゥデー紙などが報じて話題となっている。著名なライターのピーター・ギャモンズ氏がスポーツ・サイトのザ・アスレチックに寄稿したイチローに関する記事で紹介された。

 ブレイディはイチローがメジャー入りした2001年の途中から先発QBに定着し、同年にチームをNFLの優勝決定戦、スーパーボウル制覇に導いた。これまでスーパーボウルを5度制し、同MVPに4度輝くなど、史上最高QBの一人と言われている。

“事件”が起こったのは昨年春のキャンプ中だった。イチローに「アレックス・ロドリゲス(ヤンキース)から電話番号を聞きました。あなたのストレッチング・システムを学びたいので会えませんか」との内容のメールが送られてきたという。

 相手に心当たりがないイチローはコーチ室でコーチの一人に「誰だろう」と相談。「誰から」と聞かれ「トム・ブレイディというらしい」と答えたという。

 記事ではイチローとブレイディが会ったかどうかは触れていない。