前回乱闘のRソックス戦…先発予定の田中は平常心で5勝目狙う

2018年05月09日 16時30分

レッドソックスとの首位攻防戦に表情を引き締める田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【ニューヨーク8日(日本時間9日)発】因縁の対決は平常心で制す――。ヤンキースの田中将大投手(29)が今季5勝目をかけて9日(同10日)のレッドソックスとの首位攻防戦に臨む。前回4月11日(同12日)の対戦では田中の降板後にオースティンのスライディングをめぐる“報復死球”から大乱闘に発展。両軍で計3人の退場者が出る事態となったが、田中は「そこは関係ない」と自身の投球に専念する構えだ。

 同じア・リーグ東地区に所属する因縁のライバル。ただでさえ注目度が高いうえ、前回対戦では乱闘劇まで起きた。田中も「僕がこっちに来て最初の方は思っていたほど(因縁の対決)でもないかなと思っていましたけど、また1、2年目とは違う雰囲気にはなってきてるかなとは感じます。盛り上がってきてるんじゃないですかね」と他カードとの違いを感じている。両軍とも血気盛んな若手揃いで、再び乱闘のゴングが鳴っても不思議ではない。

 ただ、田中にとって大事なのはパンチで打ちのめすことではなく、思い通りの投球で相手をねじ伏せること。前回対戦では2つ目の白星を手にしたものの、マルティネスに満塁弾を浴びるなど5回6失点と不本意な内容だった。田中は「(前回より)気温が20度くらい高い」ことが予想される中で「自分にできることを一つひとつやっていって、相手に気持ちよくスイングさせないことが大事」と言って表情を引き締めた。

 昨年は0勝1敗で迎えたシーズン3度目の登板から5連勝を飾ったのに対して、今季は○●○●○○でようやく白星が先行したばかり。それでも田中は「去年は開幕して1か月くらい勝ち星はついていたと思いますが、自分の中では投げているボールや感覚が全然だった。そういう意味では、いろんな感触やマウンドでやっていることは、はるかに今年の方がいいと思います」と手応えを感じている。周囲の喧騒をよそに、メジャー5年目の右腕は冷静沈着だ。