【センバツ】連覇の大阪桐蔭 「プレー以外でも圧倒」を徹底

2018年04月05日 16時30分

宿舎に帰るとケーキで優勝を祝った。左から根尾、中川主将、藤原

 第90回選抜高校野球大会第12日(甲子園)は4日、決勝戦が行われ、大阪桐蔭が5―2で智弁和歌山に逆転勝利して春連覇を達成した。先発の根尾は4回に2点を先制されたが、その裏に同点に追いつき、7回に1番宮崎の適時打で勝ち越し。8回には4番藤原(いずれも3年)の適時二塁打と根尾の適時打で試合を決めた。史上3校目の偉業を成し遂げた西谷浩一監督(48)は「昨夏に残酷な負けをしたので、そこから春を目指してやってきた。開会式で優勝旗を返還したが、必ず取り返そうと思ってやってきた」と、してやったりの笑顔を見せた。

 昨夏の3回戦で仙台育英に屈辱のサヨナラ負けを喫し、出直しを図った。新チームのスローガンは「圧倒して勝つ」。ただ勝利するだけでなく、絶対王者としてどんな相手にも隙を見せず、すべてに圧倒するというものだ。山田(3年)は「試合だけでなく、試合の前から相手をビビらせる。威圧感を与える行動をしてきた」と話す。

 試合前のシートノックから声を張り上げてエンジン全開。グラウンドでは常に全力疾走で、3歩以上歩かない。サポートメンバーのバット引きや片付けもスピーディーに行い、審判へのボール渡しや水の補充もきびきびと全力でこなす。バッグのチャックの半開きも禁止。ユニホームもピタリと着こなし、マスコミからの取材にもハキハキと受け答えした。それもこれも「細かいところでも『すごい』と思わせるのが大切。常に圧をかけ、相手が一歩引いてくれたらこっちのもの」(ある選手)との狙いからだ。

 試合では猛打で攻めるのはもちろん「投手力が自慢の相手なら、それ以上の投手力を見せる。守備力が自慢ならそれ以上の守備力で勝つ。上回るプレーで自信を喪失させる」(ある選手)と精神的ダメージまで与えようという徹底ぶりだ。

 V候補大本命に挙げられる中で当たり前のように対戦相手を粉砕し、連覇した。大阪桐蔭は夏に向けて「圧倒して勝つ」にさらに磨きをかける。