第90回選抜高校野球大会第9日(31日、甲子園)、連覇を目指す大阪桐蔭が初出場の明秀日立(茨城)を5―1で下し、8強入りを果たした。

 投打でプロ注目の根尾(3年)が先発として今大会初登板。最速147キロをマークして、4安打1失点、11奪三振で完投したが、9四球と課題も残した。「投げ急いで、無駄なボールも多かった」と153球を要し、攻撃のリズムを作れなかっただけに「全然満足できない」と反省した。

 自慢の打撃では、5回に鮮やかな左前適時打。自らのバットで勝機を引き寄せ、存在感を示した。