【選抜】プロ注目の大阪桐蔭・藤原恭大は「漫画王」だった

2018年03月27日 16時30分

2安打の活躍で非凡な打撃センスを見せつけた藤原

 第90回選抜高校野球大会第4日第2試合は、前年春王者の大阪桐蔭(大阪)が21世紀枠出場の伊万里(佐賀)を14―2で下し、史上3校目となる春連覇に好スタートを切った。今秋ドラフト上位候補として注目される藤原恭大外野手(3年)は「4番・中堅」で先発出場、5打数2安打の活躍でチームの大勝に貢献。走攻守三拍子揃った逸材だけにスカウトの視線も熱いが、チーム内ではそんな主砲の裏の顔にも注目が集まっている。

 大阪桐蔭は先発のエース・柿木(3年)が6回を2安打無失点10奪三振の好投で、伊万里打線に付け入る隙を与えない。打っては初回から打者一巡の猛攻で5得点、2回にも3得点を挙げ、早々に試合の大勢を決めた。右ヒザの故障が懸念される藤原は、自慢の快足を飛ばし2度のホームイン。順調な仕上がりをアピールした。

 チームメートの根尾(3年)とともに、今大会の“顔”とも言うべき存在だが、チームメートは意外な素顔を明かす。あるナインは「漫画が大好きでワンピースやメジャー、キングダムとか、僕らの知ってる漫画は全部読んでる。寮生活の桐蔭では親とは2か月に一度しか面会できないんですが、そのときに段ボールいっぱいの漫画を差し入れてもらって、寮に置いてある読み終えた漫画とごっそり交換してる。今までの総数から考えると、実家には数百冊はあると思う」と話す。

 最近ではPL学園野球部出身のなきぼくろが手がける人気の高校野球漫画「バトルスタディーズ」の新刊も“入荷”。「みんなで回し読みしました。僕らの寮生活も厳しいけど、当時のPLと比べると全然マシ。全国制覇のためにはもっと過酷な環境に身を置かないと」(同ナイン)とモチベーションにつながっているという。

「ヒザは大丈夫です。チャンスで回ってくるのでチャンスの一本を心がけた。つなぐ意識がないと上に上がると勝てない」と早くも次戦を見据えた藤原。漫画の主人公さながらの活躍ができるか。