内川「腹切り本」の教え生かす

2013年01月13日 16時00分

 ソフトバンクの内川聖一外野手(30)が力強く“日本一&世界一”宣言した。ホークスのリーダーとして、WBC日本代表の主軸として期待される鷹のヒットメーカーが新たな“打撃開眼”を本紙に激白。あの“腹切り監督”の教えを胸に世界の猛者に立ち向かう決意だ。

 ――昨年を振り返って

 内川:プロに入って一番苦しかったシーズンでした。レギュラーをつかんで、これだけ打てなかったのは初めて(6月には月間打率1割2分8厘の大スランプ)。昨季(年間MVP、首位打者)と比べてしまって「もっとやらなきゃ」と苦しい方に追い込んでしまいましたね。

 ――悩み、苦しんだ

 内川:寝つけない日が何度もありました。半分笑い話だけど、ベッドに入って寝られなくて、夜、バットを振りに外に行ったら、自宅前のおじさんから「ナイターのソフトボールをやってるから来ませんか?」と誘われたり(苦笑)。ホントに行ってみたら「あれ、ホークスの内川さんじゃないですか!?」って言われて。

 ――不振脱出のきっかけは

 内川:8月4日、僕の誕生日です。西武戦前に秋山監督から「右、左と打ち分けられるのはお前の長所だと分かっている。だけど、基本的には強く打たなければいけない。強く叩ける形で待たなければいけない」と言っていただいた。

 ――そのアドバイスが大きかった

 内川:最終打席に中越え二塁打を打ちました。次の日の5日、最終打席ではバックスクリーンに本塁打。あの2打席で吹っ切れました。“センターに力強く打つ”というのはこういうことだと分かったんです。