第89回選抜高校野球大会で5年ぶり2度目の優勝を果たした大阪桐蔭が2日、大阪市内の宿舎を後にした。

 前日(1日)の決勝で履正社を下した西谷監督は「一戦一戦、勉強できて成長できたと思う」と振り返ったが、気持ちはすでに夏に向かっており「今から帰って練習します。これで(履正社とは)昨秋から1勝1敗になった。夏もどこかで当たらないといけない。甲子園に戻ってきてやる限り、日本一を目指します」と気を引き締めた。

 宿舎前に全選手が整列し、紫紺の優勝旗を掲げた主将・福本があいさつ。「皆さんのおかげで今回の結果になったと思います。ありがとうございました」と頭を下げ、拍手に見送られて学校に向かうバスに乗り込んだ。