第89回選抜高校野球大会第10日(29日、甲子園)、準々決勝で大阪桐蔭が東海大福岡を4―2で下して4強入りを果たした。

 8回に2点を失った先発・徳山だが、味方の効果的な援護もあり、粘りの投球でリードを守り抜いた。

 この好投を引き出したのが、大会直前の2月、左手を骨折した正捕手・岩本からマスクを引き継いだ主将・福井だ。岩本は記録員として大会に参加しており、福井は「イニング間にアドバイスをもらって参考にしている。岩本と2人で二人三脚でやっている」と話した。