【センバツ】福岡大大濠6―3快勝 エース・三浦が根性の完投

2017年03月22日 15時02分

力投する福岡大大濠のエース・三浦銀二

 第89回選抜高校野球大会第3日は22日、甲子園で1回戦を行い、26年ぶり4回目出場の福岡大大濠が6―3で創志学園(岡山)に快勝。投打の歯車がガッチリとかみ合い、念願の春初白星をゲットした。

 

 昨秋の公式戦で全13試合を完投(6完封を含む)したエース右腕・三浦が、甲子園の大舞台でもタフネスぶりを発揮。9安打を許しながら149球の熱投を見せて3失点(自責2)完投。チームを2回戦へ導いた。

 

 8回のアクシデントも持ち前の根性で乗り切った。4打席目に133キロの直球が右ヒジを直撃する死球となり、球場内が凍りついた。すぐに控え投手の徳原がブルペンに走ったが、そのまま三浦は9回も志願してマウンドを譲らなかった。

 

 先頭を三振に仕留めた直球は自己最速の144キロを計測。三浦は「球速にはこだわりはない。一つのバロメーターではあるけど、チームを勝たせることが一番。勝ててよかったけど、目標は優勝なので。痛みはないです」と負けん気の強さをのぞかせた。

 

 そんな三浦は普段から念入りにストレッチに取り組んでおり、体の柔軟さはナインの間でも有名で「アイツはケガがないけど、タフと言われるのはその柔軟性にあると思う」と舌を巻く。その顔つきと本格派の投球から元巨人の桑田真澄氏に似ているとチーム内ではもっぱらだ。鉄腕エースの仕事ぶりに八木監督も「(9回も)彼がいけるということだったので、頑張ってこいと送り出した。頼もしくて感動した」と最敬礼だ。

 

 打線では2年生の8番・樺島が2打席連続アーチを含む3安打3打点と大暴れ。2回の第1打席、二死二塁で左中間へ先制2ランを放つと、4回にも左越えにソロを突き刺した。選抜での2打席連続本塁打は2015年の松本哲弊(敦賀気比)以来12人目。八木監督は「まさか2本出るとは思わなかったんですが、あの打撃が彼の持ち味」と恐怖の8番打者に目を細める。福岡大大濠の投打の勢いは止まりそうにない。