【センバツ】関東・東京地区最後の1枠は日大三 決め手は清宮の“天敵”

2017年01月28日 12時00分

早実戦でインパクトを残した日大三・桜井

 第89回選抜高校野球大会(3月19日から12日間、甲子園)の出場32校が27日に発表されたが、選抜選考委員会で最も白熱した議論が交わされたのが関東・東京地区の「6番目のイス」。東京大会決勝で早実にサヨナラ負けを喫し、準優勝の日大三か、神奈川大会を制し、関東大会8強の慶応かで揺れた。結果は日大三に軍配が上がり、東京から2校選出。神奈川は3年連続の選考漏れとなった。

 

 選抜大会の選考においては地域性が加味されるため、慶応を推す声も多かったし、慶応が出場すれば選抜大会での「早慶戦」実現の可能性もあるだけに、その話題性からも待望論は根強かったという。実際、ある委員は「慶応に出てほしかった。枠があと1つあれば…」とポツリ。別の委員からは「早実が神宮大会で優勝していれば(明治神宮優勝枠で1枠増えて)慶応も出場できたのに…」との声も。

 

 そんな中、日大三に決定。関東・東京地区の選考委員の一人は「慶応は関東4強に次ぐ(関東大会準々決勝敗退組で最高の)5番目の評価だった。だが、日大三は早実をしのぐ実力を持っているという評価。純粋にチーム力で判断した」と説明した。さらに別の委員は“清宮の天敵”日大三・桜井周斗投手(2年)の名前を挙げる。「(東京大会決勝で)清宮から5打席連続三振を奪った桜井君は左で140キロ中盤のボールを投げて、縦のスライダーは一級品。彼が早実戦で見せたインパクトが非常に強かった」

 

 早実・清宮幸太郎内野手(2年)を青ざめさせたサウスポーの存在が議論に終止符を打たせた。