第47回明治神宮野球大会は13日、高校の部・準々決勝を行い、福岡大大濠(福岡)が明徳義塾(高知)に2―0で勝ち、準決勝に進んだ。

 福岡の“完封男”が緊迫の投手戦を制した。福岡大大濠のエース・三浦銀二(2年)は強打の明徳義塾打線を散発4安打に抑え完封。7回には名将・馬淵監督のバント攻勢に遭い、初めて三塁を踏ませるも、味方のファインプレーに助けられ無失点で切り抜けた。打っても3打数2安打と活躍。4回には女房役の古賀が左翼中段へ先制のソロ本塁打を放ち、バッテリーがチームを盛り立てた。

 九州大会では決勝を除く3試合で完封勝利。3失点した決勝では自らサヨナラ打を放っている。右腕は「最初は球が走ってたんですが、中盤、終盤と腕が振れていなかったので、低め低めに投げました。(完封勝利は)いいデビューだと思う」とはにかんだ。

 次戦は清宮幸太郎(2年)擁する早実とぶつかる。「明日も投げるつもりでいます。(清宮は)特別意識はしないですが、しっかり抑えたい」と意気込んだ。