
「第98回全国高等学校野球選手権大会」神奈川大会決勝は31日、横浜スタジアムで行われ、横浜が慶応義塾に9―3と快勝し、3年ぶり16回目の夏の甲子園出場を決めた。
初回に左翼席へ先制2ランを放った増田(2年)は、5回にも走者1人を置いて、この日自身2本目、今大会チーム14本目となる本塁打を左翼席に運ぶなど4打数3安打4打点と大活躍。「『決勝はお前が打ってくれ』と先輩から言われていた。先輩の分まで打とうと思っていた」。チームも打線がつながり、14安打9得点で慶応義塾を圧倒した。
最速152キロ右腕・藤平(3年)は6回2/3を7安打3失点。「最後まで投げたかったが、勝つことが一番。石川に託しました。神奈川大会ではまだまだ納得のいくピッチングはできていない」と悔しさをにじませた。
平田監督も「完投してほしかった。課題が残った。まだポテンシャルを出し切れていない。甲子園で出し切ってほしい」と藤平にハッパをかけた。