高校球児やマネジャーたちが目標や取り組みを発表するプレゼン大会「夏のオンライン甲子園大会 2021」が8月28日に開催され、大きな反響を呼んでいる。

 新型コロナウイルス禍によって活動が制限されている高校球児たちのために、野球の試合とは異なる形で晴れの舞台を用意。高校野球という目的に対してどのように取り組み、成果を上げてきたのかを発表し合う弁論大会で、昨年8月の第1回大会以降、春夏合わせて3回目の開催となった。

 今大会は7校が出場し、オンライン形式で10分間のプレゼンを実施。愛知県代表の中京大中京高の女子軟式野球部が見事に優勝を果たした。

 同校はプレゼンでミーティングの様子などを映像で紹介し、ミスをした際も動揺を表に出さず淡々と振る舞うことを心がけるなど精神面の鍛錬を重点的に取り組んだことなどを強調。また「女子野球を全国へ!」と競技の普及にも積極的に取り組んでいく思いを訴えた。

 高校球児たちの熱い思いを表現する貴重な場が、夢の舞台として定着していくのか大きな注目が集まる。