<センバツ>県岐阜商・高橋純平は藤浪、斎藤佑を超える逸材

2015年01月25日 11時00分

高橋純平

 第87回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が23日、毎日新聞大阪本社で開かれ、史上3校目の春連覇に挑む龍谷大平安(京都)や昨夏の全国選手権大会王者の大阪桐蔭(大阪)などが選ばれた。組み合わせ抽選は3月13日に行われる。今大会の注目は県岐阜商の右腕・高橋純平(2年)。プロのスカウト陣がうなり声をあげる超逸材だ。

 

 高校生ながら今秋のドラフトの超目玉として、各球団の高橋獲得に向けた徹底マークは活発化するばかり。県岐阜商のグラウンドで年明けの7日に公開された初練習には中日、阪神、楽天、日本ハム、オリックスと5球団のスカウト陣が集結。昨秋の東海大会で最速152キロを計測した本格派右腕の評価はすこぶる高く、メジャーも注視している。威力のある直球に加え、カーブ、スライダー、スプリットと変化球も多彩だ。

 

 中日の中田スカウト部長は「ドラフト1位でいかないと獲れない。素材的には今年ナンバーワン。ウチは1年生の時から見ているが、ここまで順調に成長してきている。去年の秋に152キロをマークしたけど、今は七、八分の力でも145、6キロは出せるし、目一杯投げれば150キロオーバーだからね。フォームにもしなやかさがある。将来は日本代表(侍ジャパン)入りできる可能性を秘めた、そのくらいの素材」とベタ褒めだ。

 

 準優勝した昨秋の東海大会での高橋は自ら“試練”を設定。全試合でスプリットを封印したばかりか、試合によって変化球はカーブのみにするなど、変化球に極力頼らないパワー勝負で戦ったそうで、ある球団のスカウトは「手の内をすべて見せず、これだけの投球ができるし、目的意識も非常に高い。100球を超えた終盤にも150キロ台を連発していたし、スタミナも相当ある」と舌を巻く。

 

 さらに高橋は斎藤佑樹投手(早実→早大→日本ハム)をほうふつさせるような甘いマスクを持ち、はきはきした受け答えは「好青年」「さわやか王子」「イケメンすぎる高校生」などとも言われている。「ハンカチ王子として甲子園を沸かせた“佑ちゃんフィーバー”を上回るようなスター性があると思う。それでいて能力は、高校生の時の藤浪(大阪桐蔭→阪神)よりも上ではないかとみている」とは別のスカウト。「投げる前から華がある。こういう選手はなかなかいない」との声も出ている。

 

「センバツで活躍したら一気に全国的なスターとして大注目されると思う。正直、これ以上、ドラフトで競合するライバル球団は増えてほしくない」とスカウトたちが本音を漏らすほどの超逸材。“純平の春”になるかもしれない。