【センバツ】大会最注目の市和歌山・小園健太が県岐阜商を完封! 本人が明かした〝6四球の理由〟とは…

2021年03月23日 12時34分

マウンドでガッツポーズを作る小園

 

 要所で踏ん張った。市和歌山(和歌山)は「第93回選抜高校野球大会」(甲子園)4日目の23日、第1試合で県岐阜商(岐阜)に1―0でサヨナラ勝ち。プロ注目の152キロ右腕・小園健太投手(3年)が初戦から好投を見せ、難敵を相手に9回4安打の完封勝利を飾った。

 6四球の数字が物語るように立ち上がりから制球に苦しんだ。5回まで毎回走者を背負い、2回から4回までは得点圏への進塁を許した。

「凄く制球が悪かった。初めての甲子園で緊張して舞い上がってしまい、フワフワした中で制球が定まらなかった。今年は甲子園練習もなく、マウンドがどのような視界なのか分からなかったので、初めて上がってみたら凄く広かった。それで球が上ずってしまった」

 それでも最速147キロをマークした直球に多彩な変化球も織り交ぜ、決定打は許さなかった。圧巻だったのは3回一死二、三塁としたピンチで自らのギアを引き上げた場面。2番・宇佐美(3年)にはフルカウントから外角いっぱいのスライダーで空を切らせ、続く3番・山本も146キロの直球を外角に決め、圧巻の3球三振。窮地を2者連続Kでしのぐと、中盤以降は尻上がりに調子を上げていった。

「バッターがストレートを待っている中で、今日は初回からスライダーがとてもキレていてカウントも取れていた。四球が多かったがしっかり要所要所を締めれたのは大きいと思う」 

 打線も県岐阜商の継投に苦しめられて投手戦の展開となったが、最後は9回一死一、二塁のチャンスから亀井(3年)がサヨナラ打を決めた。

 試合後の半田真一監督(40)はエースについて「雰囲気にのまれたところもあったのではないか。それでも(好投したのは)各打者をきっちりと見て投げた結果だと思う」と労をねぎらった。

 今大会ナンバーワン右腕が苦しみながらも引き出しの多さを見せつけ、評判通りの実力を満天下に誇示した。

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