センバツ出場の京都国際のハングル校歌 歌詞の「東海」を学校側が配慮か

2021年03月10日 12時16分

球児への影響も心配されるが…
球児への影響も心配されるが…

 第93回選抜高校野球大会(19日から13日間=甲子園)に初出場の京都国際(京都)の校歌に注目が集まっている。

 同校は旧韓国学園で1999年に外国人学校として硬式初の高野連に加盟し、2004年に現校名になった。近年は日本人選手が集まって実力をつけ、昨秋の府大会3位、近畿大会4強に進出してセンバツ切符を手にしている。

 気になるのは韓国語で歌われる校歌で、ハングル文字を和訳すると冒頭から「東海を越えてきた大和の地は…」と出てくる。韓国名・東海(トンヘ)とは言わずと知れた日本海のことで、これまで韓国側の主張により何度も「呼称問題」が起きているセンシティブなワードだ。

 大会のテレビ中継はNHKとCSのGAORA。校歌のテロップをそのまま「東海」と訳して流すのか、それとも何らかの配慮をするのか。日本高野連の小倉事務局長は「他校と同じ取り扱いになります」と話すにとどめたが、中継関係者からは「東海をカッコ(日本海)とするのも変ですし、そのまま東海と流すと視聴者から何か言われる」「東海でもそれがオリジナルなんだから仮にクレームが来ても説明できる。逆に変えてしまう方が問題になる」(主催者関係者)と気をもむ声が出ていた。

 そんななか、学校側が「の」を入れて「東の海」にして中継局に出したとの情報もあり「学校が気を使って和訳を変えて提出したのかもしれません。両局ともそれをそのまま流すことになるんじゃないか」とも…。

 同校は第5日第2試合で柴田(宮城)との初戦を控えるが、いずれにしても選手は全力でプレーするだけ。それこそ悪化する日韓関係を友好に導くような好ゲームを期待したい。

関連タグ:

ピックアップ