【センバツ】「機動+長打破壊」の健大高崎がV候補筆頭 剛腕揃う大阪桐蔭も強力

2021年02月24日 05時15分

戦いの舞台となる甲子園球場

 第93回選抜高校野球大会(3月19日から13日間=甲子園球場)の組み合わせ抽選会が23日に大阪市内で行われ、初戦のカードが決定した。3度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭(大阪)は智弁学園(奈良)、プロ注目右腕・小園を擁する市和歌山(和歌山)は県岐阜商(岐阜)と対戦する。初出場10校、強豪、古豪が名を連ねる今大会。群雄割拠の戦いを制し、紫紺の優勝旗を手にするのはどこか? 行方を占った。


 本命に推すのは、2年連続で関東大会を制した健大高崎(群馬)だ。代名詞だった「機動破壊」に加え「長打破壊」と呼ばれる攻撃力がプラスされた。昨秋の公式戦10試合で計15本塁打。3年生だけで高校通算200本塁打を超え、1番から9番までどの打者も一発の力を持っている。主将の4番・小沢をはじめ、桜井、森川、堀江、吉里ら打率4割超えの強打者がズラリと並び、持ち前の積極走塁も加わって全国随一の攻撃力を誇る。

 投手陣も関東大会をケガで離脱した最速146キロのエース・今仲が復活に向けて順調な調整を続け、不在中の穴を埋めた野中、高松も成長した。本番に備えて抜かりはない。

 対抗は、覇権奪回に燃える百戦錬磨の大阪桐蔭だ。プロ注目の150キロ左腕・松浦、154キロ右腕・関戸の2本柱に加えて、元U―15日本代表の竹中も控えるなど投手層は厚い。攻撃も宮下、池田、前田らの長打力だけでなく、昨秋の公式戦11試合で35盗塁と走力でも相手投手を追い込む。3年ぶりの春制覇、3度目の春夏連覇に向けて常勝軍に死角なしだ。

 その大阪桐蔭を下して近畿大会を制した智弁学園もプロ注目スラッガーの前川と山下を擁し、全国屈指の強打線を誇る。大会4日目の第2試合で大阪桐蔭を返り討ちにすれば、一気に頂点まで駆け上がっても不思議ではない。

 市和歌山も侮れない存在だ。絶対的エース・小園は最速152キロのストレートに精度の高いカットボール、ツーシームを操る大会最注目株。高校通算31本塁打の松川との最強バッテリーで頂点をうかがう。

 東北勢なら仙台育英(宮城)が総合力トップクラス。1年夏に甲子園を経験した伊藤が最速147キロのストレートと変幻自在に変化球を操り、グレードアップして帰還する。打線も左の巧打者を揃え、機動力も兼ね備えたスキのないチームだ。

 他にも圧倒的な走力と安定感のあるエース本田を擁する東京王者の東海大菅生(東京)、充実の投手陣を誇る鍛治舎監督率いる県岐阜商、堅守で昨秋から対外試合負けなしの広島新庄(広島)、最速151キロのストレートと140キロ台のスライダーを駆使する中京大中京(愛知)の畔柳(くろやなぎ)の剛腕に注目が集まる。

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