プロのスカウトが評価する「センバツビッグ4」どこまで進化するか

2014年04月04日 16時00分

プロのスカウトをうならせた佐野日大・田嶋

 第86回選抜高校野球大会は2日、龍谷大平安(京都)の優勝で幕を閉じたが、今年のセンバツ球児へのプロの評価はどうか。総じて多かったのは「不作」との見方。セ・リーグの某球団スカウトは、えんま帳をチェックしながら「めぼしい選手が少ないなぁ…。寂しい大会だね」と嘆いたほどだ。

 そんな中、多くのスカウトが「好選手」として名前を挙げたのは4人。佐野日大(栃木)田嶋大樹(3年)、広島新庄(広島)山岡就也(3年)の両左腕と日本文理(新潟)の右腕・飯塚悟史(3年)、そして高校通算59本塁打の智弁学園(奈良)の大砲・岡本和真内野手(3年)だ。

 1回戦の鎮西(熊本)戦で最速145キロの直球と鋭いスライダーで12奪三振の完封劇を見せるなど、力投の連続だった田嶋については「打者に向かっていく気持ちが強い。球の出どころも見にくいし、制球も良くて四球で自滅するタイプじゃない」と楽天・早川スカウトグループマネジャー。中日・中田スカウト部長も「左肩の可動域が広くてスライダーは岩瀬のように打者にとってはやっかいな投げ方をしている」と評価した。

 1回戦、東海大三(長野)戦で13奪三振、2安打完封ショーの山岡には「楽天の松井裕樹のように球のキレがいい」との声。延長戦で豊川(愛知)に敗れ、初戦で姿を消した飯塚にも「テクニックもあるし、角度のある投球がいい。伸びしろが一番ありそう」と二重丸がつけられ、三重(三重)戦で1試合2発の岡本には「パワーだけなら一軍レベル。守備に難点があるからDHのあるパへ行けば、ロッテの新人・井上のようになれそう」。“ビッグ4”が夏までにどこまで進化するか、楽しみだ。