【甲子園注目4投手②】将来性十分の明石商・中森俊介 最速151キロに「ペース配分」も高評価

2020年08月18日 05時30分

桐生第一戦で2失点完投した明石商・中森

 2020年甲子園高校野球交流試合は17日に閉幕した。新型コロナウイルスの影響でスタンドへの入場は控え部員や家族などに限られたりと異例ずくめだったが、熱戦の中で多くの選手が輝きを放った。各チーム1試合限定という状況下で、プロのスカウトはどんな評価をしていたのか? 本紙が気になった投手をピックアップした。

【明石商・中森俊介】桐生第一(群馬)戦で5安打2失点完投した最速151キロ右腕・中森(182センチ、87キロ)も中京大中京・高橋と同じくスカウトの目線をクギ付けにした。昨年、甲子園でチームを春夏ベスト4に導く力投を見せ、評価が急上昇。新型コロナウイルス感染拡大による休校の影響で本調子ではなかったとはいえ、あるスカウトは「経験豊富で試合を作れるのが彼の強み。速いボールも投げれるし、球数のことも考えて、のらりくらりの投球を見せることもできる。高校生でペース配分ができるのが素晴らしい」と舌を巻く。

 これまでチームが中森に頼りがちなことで、スカウトの中には「目いっぱい投げてきていたので壊れてしまうんじゃないか。すり減ってしまうんじゃないか」という心配もあったそうだが、帰還した聖地で最速150キロをマーク。2か月の自主トレの間も筋力アップに取り組み、下半身を強化して球威と変化球の精度をキープ。本人はプロか進学が決めかねているようだが「どちらにしろ、さらに体作りに取り組んでいけばプロで間違いなくいい投手になる」(前出スカウト)と将来性に太鼓判を押した。