【甲子園交流試合】注目の強豪対決 履正社が10-1で星稜を下す 

2020年08月15日 15時17分

力投する履正社・岩崎峻典

「2020甲子園交流試合」4日目の第1試合は、履正社(大阪)が星稜(石川)を10―1で下した。昨夏の選手権決勝と同一カードで大きな注目を集めた一戦は、11安打10得点と自慢の攻撃力を発揮した履正社が横綱相撲で圧倒。

 初回、試合開始と同時にいきなり連打で先制点を奪う速攻を見せると、2回は勢いそのままにそつのない攻撃を仕掛けた。3四死球が絡んだとはいえ、主軸を張る3番・小深田(3年)、4番・関本(3年)が連続適時打を放つなど大量6得点。シングル安打で常に一塁走者が三塁を陥れる積極的な走塁でも畳みかけ、序盤からワンサイドゲームに持ち込んだ。

 強力援護に支えられた絶対エースも安定した投球を披露した。昨夏の甲子園優勝投手・岩崎(3年)は140キロ台の直球にカーブ、フォーク、スライダー、カットボールと多彩な変化球を織り交ぜ、星稜の4番・内山(3年)ら相手強力打線の反撃をわずか1点に抑えて完投した。

 昨夏の王者で、大阪府の独自大会でも最大のライバル・大阪桐蔭を撃破。この日の勝利で、さらに高校球界に「履正社時代」の到来を印象づけた形だ。

 試合後、率いる岡田監督は「他のクラブの子たちが何もできずに引退していくのを見てきましたから、甲子園でやらせてもらえることがありがたった」と交流試合の開催に感謝。「(大阪大会を)負けずに甲子園に来ましたし、甲子園でも勝てれば、さらに彼ら(3年生)の今後につながると思って、そういうふうに言い続けてきました」と、強豪対決を制した意義を語った。「最強チーム」が、集大成の夏を快勝で飾った。