【甲子園交流試合】宿舎も例年にない対応に迫られる 稼働率度外視で球児をバックアップ

2020年08月14日 11時00分

 新型コロナ禍の中で開催中の「2020年甲子園交流試合」は12日で前半戦を終えた。中止となった今春のセンバツ選出校の救済措置ながら、様々な制約の中で球児たちは聖地を謳歌し、熱戦を繰り広げている。舞台裏の苦闘と合わせて、異例ずくめの聖地の夏を深掘りしてみた。

 今回の交流試合では、選手を受け入れる宿舎も例年にない対応を迫られている。出場校の宿舎となっているホテル担当者の一人は「高野連との連絡会などを重ねて、対策を取ってきました。一番は可能な限り1人部屋を確保し、フロアを貸し切りにする対応を求められました。チームと他のお客様との接触をできるだけ避けられるよう工夫しています」と証言する。

 各宿泊施設の規模などにもよるが、1チーム30人以内と制限されている今大会ではツインルームを1人で使用するとワンフロアでは収まらず、ツーフロアを貸し切りにする措置が取られているという。「ツーフロア確保は普段ならお盆の繁忙期ですので難しかったと思います。実際、1か月前までは要望に応えられなかった。こういう状況でキャンセルなどもあり、ぎりぎりで準備することができました」(別のホテル担当者)

 稼働率を考えれば、フロア貸し切りは悩ましいところがあるのも事実。そんな中で、チームと他の宿泊客双方に対し、できる限りの対策が講じられている。

 ほかにも各受け入れ先では徹底した消毒、共同浴場の使用自粛、密を避けた食事会場の提供、個人盛りの食事提供など尽力している。また、ミーティング用に例年より広い部屋を用意するなど、独自の心配りで出場チームの後方支援を行っている。