【甲子園交流試合】延長タイブレークサヨナラ負けの智弁学園・2年生エース左腕・西村が無念の涙

2020年08月12日 14時07分

延長10回、負けてうなだれる智弁学園・西村王雅(左)

 智弁学園(奈良)が大会3日目の12日、第1試合で中京大中京(愛知)に今大会初のタイブレークの末、3―4でサヨナラ負け。

 ゲームセットの瞬間、泣き崩れたのは最後まで投げ切った2年生エース左腕・西村王雅だった。無死一、二塁からスタートした延長10回、自らの失策で満塁のピンチを招くと、続く打者のインフィールドフライをセカンドが落球。三塁走者が生還し、涙を飲んだ。

 それでも初回に3点を失った以外はプロ注目の中京大中京・高橋宏斗(3年)に引けをとらぬ内容で9回まで無失点投球。サイド気味のフォームから繰り出す幻惑投法を駆使し、4回から5回の先頭打者まで4者連続三振を奪うシーンもキラリと光った。

 試合後は汗をぬぐいながら「まだまだ勝てないので、もっと勝てる投手になりたいです。自分のことだけじゃなく、今日は勝つと、そして絶対何があっても勝つと思って、最後まで投げようと全力でいった」と振り返った。

 最後は「もっと練習して、いい投手になって、ここに帰ってきたい」と〝リベンジ〟を宣言。新たな決意を誓うエースの表情にもう涙はなかった。