【甲子園交流試合】広島新庄が天理に競り勝ち エース秋田が投打に活躍

2020年08月11日 13時49分

先発した秋田駿樹

 ロースコアで競り勝った。広島新庄(広島)が大会2日目の11日、第1試合で天理(奈良)に4―2と嬉しい〝聖地白星〟をつかんだ。

 エースナンバーを背負った秋田駿樹(3年)が先発し、6回93球、5安打2失点。4四球を出しながらも粘りの投球を続け、踏ん張った。2回に相手の振り逃げと自軍の失策が重なって先制を許し、1点をリードした4回には二死三塁から暴投で同点。守備力で定評の高いチームらしからぬミスが続いたものの、その後はマウンドで動揺することなく追加点を与えなかった。7回からは2番手の秋山恭平(2年)にスイッチし、終盤の3イニングを無失点。左腕リレーで勝利を呼び込んだ。

 エース左腕は「打」でも第2打席で1点を追う4回一死二、三塁から一塁へ痛烈な当たりの適時内野安打を放ち、追撃の場面を演出した。投打で奮闘するエースにこたえるように野手陣も2―2の同点から5回に明光竜之介(3年)の中越え適時三塁打で勝ち越しに成功。8回には大可尭明(2年)が、この日3安打2打点目をマークする左前適時打で突き放した。

 この日の甲子園が初采配となった宇多村聡監督は「非常に選手には助けられた。最終的に勝つことができて幸せです」と安どの表情。粘投していた秋田から秋山へとバトンをつないだ継投策については「県大会を含めて秋田は頑張った。もちろん秋山もしっかり頑張った。2人の投手を何とか勝ちにつなげたかったという思いがあった」と述べた。

 一方の秋田は「野手陣がしっかり守ってくれたので、助かった。初球からストライクをとって自分が有利になるように心がけた。コースにしっかりボールが決まったので良かったと思う」と満足げにコメント。

 宇多村監督は「人生につなげていける甲子園になったと思う。選手にはよくやったの一言です」と口にし、白い歯をのぞかせていた。