甲子園交流試合が開幕 「選ばれたチームとしての責任を胸に」プロ注目の2選手が感動の宣誓

2020年08月10日 10時40分

甲子園交流試合・開会式で選手宣誓をする花咲徳栄・井上朋也主将(左)と大分商・川瀬堅斗主将(右)

 コロナ禍の中、いつもとは違う〝白球の夏〟が幕を開けた。「2020甲子園交流試合」の開会式が10日、甲子園球場で執り行われた。

 第1試合の大分商業(大分)と花咲徳栄(埼玉)の面々がグラウンドにソーシャルディスタンスを取りながら整列。バックスクリーンで出場32校が紹介されると、国家斉唱が行われた。壇上に立った交流試合実行委員長・八田英二氏が「憧れの甲子園で悔いのない試合を期待したい。持てる力を存分に発揮し、故郷に持ち帰り、未来への道に歩みを進めてください」などとあいさつ。

 最後はともにプロ注目株で148キロエース右腕の大分商・川瀬堅斗投手(3年)と、高校通算50発スラッガーの花咲徳栄・井上朋也(3年)の両軍主将が選手宣誓でマイクの前に立ち、次のように力強い言葉を発した。

 井上 私たち高校球児は夢の舞台、甲子園に立つことを目指し、仲間とともに励まし合いながら心技体を鍛えてきました。新型コロナウイルスとの戦いや度重なる豪雨災害からの復旧、復興など厳しく不安な状況下で生活しておられる方もたくさんおられます。このような社会不安がある中で、都道府県の独自大会、そしてこの2020年甲子園高校野球交流試合を開催していただけることを再び希望を見いだし、あきらめずにここまで来ることができました。

 川瀬 一人ひとりが皆を救い、地域を救い、新しい日本をつくります。想像、挑戦、感動、今私たちにできることは一球をひた向きに追いかける全力プレーです。交流試合の開催や日々懸命に命、生活を支えてくださっている皆様への感謝の気持ちを持ち、被災された方々をはじめ、多くの皆様に明日への勇気と活力を与えられるよう選ばれたチームとしての責任を胸に―。
 井上、川瀬 最後まで戦い抜くことをともに誓います。

 感動的な宣誓が終わり、観客席から見守った両軍関係者、保護者の面々から万雷の拍手が鳴り響いた。