センバツ出場校決定 PL復活の動きに近畿地区委員が期待

2020年01月25日 16時30分

 第92回選抜高校野球大会(3月19日から13日間=甲子園球場)の選考委員会が24日に大阪市内で行われ、21世紀枠3校を含む32校が決定した。昨夏覇者の履正社(大阪)、大阪桐蔭(大阪)、星稜(石川)、天理(奈良)、神宮大会覇者の中京大中京(愛知)などの強豪校をはじめ、初出場も5校。21世紀枠には帯広農(北海道)、磐城(福島)、平田(島根)が選出された。

 注目されたのは関東・東京地区の6校目。昨秋の関東大会8強の花咲徳栄(埼玉)と東京大会準Vで10年ぶり選抜出場が期待された帝京(東京)で協議されたが、帝京が決勝戦で国士舘に2安打完封負けしたのに対し、花咲徳栄は準優勝の山梨学院(山梨)に準々決勝で接戦を演じたことが評価された。

 同地区担当の井上明選考委員は「大きな差はないが、花咲徳栄は左腕の高森の評価が高く、安定感で帝京投手陣を上回った。攻撃も5試合中3試合をコールド勝ち。帝京は関東一、日大三、創価の強豪校に勝って復活の声が上がったが、決勝で打線が内角に詰まり、外角に泳がされるスイングを繰り返した。ホーム寄りに立って内角を投げさせない戦術やノーステップ打法も取り入れていたが機能していなかった」と選考理由を説明した。

 一方で、廃部となっている大阪の名門・PL学園に野球部復活の動きがあることについて近畿地区の前田正治委員は「私も大阪出身ですし、PLというのは全国の強豪ですから、その中に名前がないというのは寂しい限り。復活に向けて声が上がってきたというのは大きなチャンスと思う。マスコミも含めて盛り上げていただきたい」と期待した。同校は2016年夏の大阪大会を最後に活動休止。17年3月に府高野連を脱退したが、今年1月のOB会総会で桑田真澄会長の口から教団側が復部を考えていることが明かされていた。