【国体】夏の覇者・履正社2冠ならず ドラフト候補の井上「みんなに感謝したい」

2019年10月01日 17時32分

「いきいき茨城ゆめ国体2019」高校野球(硬式の部)は1日、ノーブルホームスタジアム水戸で準決勝が行われ、今夏の甲子園で全国制覇を成し遂げた履正社(大阪)は海星(長崎)に2―6で敗戦。甲子園に続く2冠に、あと一歩届かなかった。今秋ドラフト候補の井上広大外野手(3年)は「4番・一塁」で先発出場、4打数1安打で高校最後の試合を終えた。

 優勝校の意地を見せた。4点ビハインドで迎えた9回、履正社は二死から代打関本(2年)、1番桃谷(3年)が連続安打で出塁。続く2番池田(2年)が四球を選び二死満塁、本塁打が出れば同点という場面に球場はこの日一番の盛り上がりを見せる。3番・小深田(2年)は惜しくも三振に倒れたが、夏の覇者に恥じない粘りに、集まった観客からは惜しみない拍手が送られた。

 ネクストバッターズサークルから試合終了の瞬間を見守った井上は「9回は回ってきても回ってこなくてもよかった。小深田にはまた来年がある。最後のバッターになったというのを糧にして、来年もまた頑張ってほしい」と後輩をねぎらった。「自分はケガで試合に出られない時期もあって、結果を出したのは最後だけ。苦しい場面のほうが多かったけど、最後3年で国体を楽しめたのはよかった。みんなに感謝の思いを伝えたいです」と3年間を総括した井上。すでにプロ志望届を提出しており、今後に向けては「ドラフトまで自分のできる練習をしたい。しっかりした準備ができれば」と話した。