韓国・機張で行われたU18W杯で5位に終わった高校日本代表だが、10月3日が今年度のプロ野球志望届の提出期限となっている。大船渡・佐々木朗希投手(3年)、星稜・奥川恭伸投手(3年)ら多くの日本代表ナインがプロを志望するとみられる。

 9月17日現在、代表メンバーでは武岡(八戸学院光星)、前(津田学園)、宮城(興南)らがすでに提出を完了。ドラフト会議は10月17日に行われる。

 では、彼らの意中の球団はどこなのか。逆指名が禁止されている現在では、入団希望球団があっても公にはそれを公言するわけにはいかないものの、限られた情報の中で思っている本音はある。

 U18関係者によると、韓国での本大会、東京での直前合宿で、選手間でこんな会話がされるのを耳にしたという。

「これは練習前のウオーミングアップ中に仲間内で言っていた話なんですが、高校ジャパンで1番人気だったのは、やはり日本ハムさんでしたね。球団のイメージが自由で自分のやりたいようにやらせてもらえそう、というのがその理由でした」。一方、あまり人気がなかったのは…中日だったとか。同関係者はその根拠については「分かりません」としたが、それぞれ好きな球団や嫌いな球団があるのは、当然のことなのだろう。

 いずれにせよ、二刀流・大谷翔平(エンゼルス)をしっかり育ててメジャーに送り出した日本ハムには、多くの球児たちが好印象を持っている様子。また、球団のイメージ戦略というのは、侮ってはいけないスカウティングの武器にもなるということか。