【U18W杯】佐々木のドラフト1位指名「2~3球団か」元スカウト得津氏

2019年09月07日 16時30分

佐々木の中指とボールには血がついていた

【韓国・機張発】「第29回WBSC U18ベースボールワールドカップ」高校日本代表は6日の韓国戦で延長10回タイブレークの末に4―5でサヨナラ負け。今大会初登板の先発佐々木朗希(大船渡=3年)は初回を無安打無失点も、右手中指のマメから流血し1イニングで緊急降板した。

 佐々木の「19球降板劇」を、ネット裏のスカウトたちはどう見たか。

 DeNAの吉田スカウト部長は「心配していたことが起きてしまった」と言いつつ「アクシデントだから仕方がない。いい時を知っている。評価は変わらない」。巨人の長谷川スカウト部長も「球は良かった。ビジュアルやミットの音は素晴らしい」とした。

 元ロッテスカウトで本紙評論家の得津高宏氏によると「今大会は各スカウトとも最終確認といったところでしょう。ただ、佐々木が育成に時間がかかりそうであることが改めて分かり、奥川が1年目から使えそうだということも分かった。1位指名を考え直す球団は出てくるでしょうね。おそらく1位は奥川が6球団、佐々木2~3球団、明大の森下が3~4球団といったところに収まると思います」と、一時は「12球団佐々木」とも言われた状況が変わると予想した。

 さらに得津氏は佐々木について「まだまだお尻が小さく、骨もまだできていないという話も聞いています。経験上、こういうタイプはプロの体になるまでに3年はかかる。将来性を見込んでの指名にはなりますが、大学や社会人に行くよりもプロに行ったほうが絶対にいい。今はショックで落ち込んでいるかもしれないですが、マメなんて何てことはありません。プロでしっかりした体づくりのメニューに沿って、じっくり体をつくり、この悔しさを晴らしてほしい」とエールを送った。