西武・渡辺久信GM(53)が26日、野球のU―18W杯(韓国・機張)に出場する高校日本代表の大学日本代表との壮行試合(神宮)を視察。最速156キロをマークし、1回無失点2奪三振だった先発・佐々木朗希投手(大船渡3年)を再絶賛した。

 先日、都内で行われた練習を含め、これが4度目の佐々木視察となった同GMは開口一番「相変わらずいいピッチャーだと思う。多少の力みはあっても軸がブレない。フォームもそうだし、体幹も強い」ときっぱり。

 続けて「あれだけのボールを投げるピッチャーはなかなかいない。ウチの(スピード)ガンでは(最速は)158キロだった。大学日本一の投手(明大・森下)と投げ合って、お客さんもすごく喜んだと思う。あれだけのボールをみんなが注目しているところで投げられる。すごいピッチャーだと思っている」と揺るぎない評価を語った。

 さらに「普通あれだけ手足が長いと、どうしても持て余すところがあるんだけど、それをうまくコンパクトにまとめてコントロールしている。普通、158キロを投げる投手ってコントロールが悪いと思うんだよね。その中でしっかり投げ切れているところに彼の素晴らしさがある」と賛辞を惜しまなかった。

 それでも注目される今秋ドラフトで日本ハムに続く1位指名宣言をするのか否かについては「分からない。その年によるからね。早く言った年もあるし…」と慎重だった。