【夏の甲子園】準V星稜 奥川を支えた元エースOBとのLINE交換

2019年08月23日 16時30分

閉会式終了後、マウンドで土を集める奥川。左は履正社の清水

 第101回全国高校野球選手権大会は22日、決勝戦を迎え、履正社(大阪)が星稜(石川)を5―3で下して初優勝。

 今大会ナンバーワン投手として大きな飛躍を遂げた星稜のエース・奥川(3年)には、心強い先輩のサポートがあった。2学年上の星稜OB、亜大・清水力斗投手(20)だ。今大会期間中、奥川とLINEでほぼ毎日のように連絡を取り合い、後輩の気持ちを鼓舞し続けた。

「彼も高校生なので注目されていることの難しさを感じていて、やはり大変そうでした。そこで励ましの声ではないですけど『お前なら大丈夫』などとメッセージを送れば、強い気持ちになれるかなと思いまして。彼も『頑張ります』と返したりしてくれました」

 石川県大会で優勝し、甲子園入りした直後には悩める奥川本人とこんなやりとりもあったという。

「県大会が終わってから、あまり調子が良くなかったみたいで『左バッターのインコースがあまり決まらないんです』と相談してきたことがありました。そこで自分なりの考えを伝えると『あ、そうかもしれないです』と納得して、実際にそれを(甲子園のマウンドで)やってみた後に『調子が上がりました!』と連絡をくれまして…。それはうれしかったですね。やはり同じ投手として感じる共通点も多いですから。彼としても意見交換することで納得するところがあったのだと思います」

 奥川が星稜野球部に入部した2017年春、清水はチームのエースだった。その当時の印象についても懐かしそうに振り返りながら「彼は中学で全国制覇もしていたので入って来た時から持っているものもオーラもすごかった。きっとプロ野球レベルにまで行くのだろうなと思いましたね。ただ、自分が思っていたレベルよりも今はもうはるか上に来ています。もっともっと成長していってほしいです」と今後のさらなるジャンプアップにエールを送った。

 先輩後輩のいい関係は今後も末永く続くはずだ。