【夏の甲子園】履正社1試合5発で大勝 主砲・井上「奥川に感謝」

2019年08月08日 16時30分

豪快な一発の井上

 第101回全国高校野球選手権大会第2日、優勝候補の履正社(大阪)がド派手な一発攻勢で霞ケ浦(茨城)の好投手・鈴木寛(3年)を粉砕し、11―6と好発進した。

 初回、桃谷(3年)が右翼席への先頭打者弾。二死からプロ注目の4番・井上(3年)が高めのスライダーを左翼ポール際に運び、高校通算47号。3回には8番・野上(3年)が左中間席に2ランを叩き込んだ。

 さらに一発攻勢は続く。5回に7番・西川(3年)が左翼席にソロを放つと、9回には桃谷がこの試合2本目のソロを左中間に運び、5本塁打で大会記録に並んだ。桃谷は「公式戦で2本は初めてです。春のリベンジと思ってやってきた。あの負けの悔しさを晴らそうと思ってやってきました」と胸を張った。

 春のセンバツ1回戦で星稜のエース奥川相手にわずか3安打、17三振で屈辱の完封負け。反省を生かし、打撃向上に取り組んだ。井上はそんなきっかけをくれた奥川に感謝している。

「ポイントを近くにすることでツーストライクからの粘りが出てきた。追い込まれてセンターから右を意識する。いい投手と対戦できたことで自分を見つめ直し、奥川のおかげでレベルアップができたと思う。彼とやらないとわからなかったこと。感謝ですよ」

 奥川から3三振を喫した内倉(3年)も「あの試合は悔しさを通り越して情けなかった。でもあれから家に帰ってからも長い時間素振りをするようになった。奥川とやったことで1球で仕留める対応力ができた」と自信をつけた。

 センバツ後の6月、星稜と練習試合を行った際「奥川は相変わらず甘い球は来なかった。でも何とかなるぞ、次はいけるぞ、と思った」(内倉)と手応えを感じた。成長させてくれた奥川との再戦は早くても4回戦以降となるが、履正社は腕をぶしている。