6日開幕甲子園 本命星稜の対抗馬は?

2019年08月05日 16時30分

取材に対応する星稜・奥川

 令和で初めての甲子園大会となる第101回全国高校野球選手権大会は6日に甲子園球場で開幕。初出場3校を含む49代表の頂点を決める群雄割拠の戦いがスタートする。プロ注目右腕・奥川を擁する星稜(石川)をはじめ強豪校がひしめく中、深紅の大優勝旗を手にするのはどこか。優勝の行方を占った。

 センバツ覇者の東邦(愛知)、昨年の春夏連覇の大阪桐蔭(大阪)、さらに大船渡(岩手)の最速163キロの佐々木朗希らの姿がない今大会、主役は間違いなく星稜・奥川(3年)だ。石川県大会で最速の158キロをマーク。直球と速いスライダーに磨きをかけ、精神的にも成長した。小学時代から9年目を迎える山瀬(3年)とのバッテリーも盤石だ。打線も攻守のキーマンとなる内山(2年)、長打力ある東海林(3年)が控える。センバツで習志野(千葉)の前に涙をのみ、雪辱に燃える星稜が総合力でV本命だろう。

 対抗は5季連続出場の西の雄・智弁和歌山(和歌山)だ。黒川、東妻、西川(いずれも3年)らに加え、1年生で4番に座る徳丸が並ぶ打線は「超攻撃型」。全国随一の破壊力で打倒・奥川に虎視眈々だ。投手陣もエース池田陽(3年)を軸に複数揃え、弱点は見当たらない。

 関東勢でその2校に匹敵するのが、東海大相模(神奈川)だ。神奈川大会決勝は日大藤沢に24―1の圧勝劇。鵜沼、山村、西川の“2年生スラッガートリオ”が打線を引っ張り、投打の要となる二刀流・遠藤(3年)は高校通算45本塁打。春季大会も制した無敵の関東王者が、奥川攻略に牙を研ぐ。

 攻撃力なら八戸学院光星(青森)も負けていない。3番近藤、4番原、5番大江(いずれも3年)はともに一発のある強打者。青森大会で15発を叩き出した強打で頂点を狙う。九州勢ではセンバツ8強の筑陽学園(福岡)が実力上位。プロ注目の長身エース西舘(3年)はスライダーを習得し、投球の幅を広げた。リードする進藤(3年)がチームの頭脳となり、勝機をつかむ。

 他にもU―18代表候補の韮沢と、羽佐田、橋本(いずれも3年)の主軸で全国トップレベルの強打を誇る花咲徳栄(埼玉)、“山梨のデスパイネ”野村(3年)を擁する山梨学院(山梨)、センバツで奥川に17三振を喫した履正社(大阪)も小深田(2年)、井上(3年)らがリベンジに燃えている。