第101回全国高校野球選手権西東京大会の準々決勝が24日、神宮球場で行われ、早実が国学院久我山に2―6でサヨナラ負け。4年ぶりとなる夏の甲子園出場はならなかった。

 2―2の同点で迎えた9回二死満塁、相手4番の宮崎(3年)に、サヨナラ満塁弾を浴びたエースの伊藤(3年)は「最後に一番自信のあるストレートを選ばずにスライダーでホームランを打たれたことが、後悔が残ってしまった」と目を真っ赤に。

 和泉監督は「点が取れなかった。大会を通じて得点力不足でしたね。その中で(伊藤は)よく放っていた。一枚も二枚も久我山が上だった。こういうところを勝ち切れないのが、うちがここ3年間勝ち切れない要因だと思う」と振り返った。日本ハム・清宮幸太郎内野手(20)の弟で早実の清宮福太郎外野手(1年)は今大会初めてスタメンを外れ、出番がないまま終戦となった。

 和泉監督は清宮について「彼は彼で(大会中に)ゲームに出たわけですから、いろいろ感じるものはありますよ。ただ、ここへきた時に、やっぱりスタメンを飾れないというのは力不足ということ。でも、まだ彼は1年生。今後努力を重ねることで、やっぱり1年生の夏からベンチに入っているということは当然ウチの中心選手になってもらわないといけないし、この敗戦を糧にしてもらいたい」と話した。