【センバツ】“サイン盗み疑惑” 高野連・竹中事務局長を直撃

2019年04月02日 11時30分

竹中高野連事務局長

【ズームアップ甲子園】第91回選抜高校野球大会もいよいよ大詰めとなったが、今大会で問題となったのは“サイン盗み疑惑”だ。第6日の星稜(石川)―習志野(千葉)では星稜・林監督が習志野の二塁走者がサインを盗んでいたと試合後に指摘し、大会本部や審判委員が緊急会見するなど大騒動に発展した。第2日の横浜(神奈川)―明豊(大分)でも横浜の二塁走者が審判に紛らわしい動きを注意された。なかなか根絶できないこの問題について日本高野連はどう考えているのか。竹中雅彦事務局長(64)を直撃した。

 ――星稜・林監督の試合後の行動については

 竹中事務局長 ゲームセットして会見の場に来ればノーサイド。選手同士も握手をしているし、指導者もそうであってほしいということ。

 ――林監督の気持ちはわからないではない

 竹中事務局長 そりゃわかりますよ。でもやはりそこはもう一度、行動に移す前に頭の中で考えてもらうというのが必要かなと思う。今回のことで事情を聴取するようなことはない。ただ星稜さんが何をもって言っているのか、星稜さんのビデオを借りて見てみようかな、とは思います。今後のためにね。思い込んだら黒やと思うし、そういう目で見なければそうは見えないだろうし、主観もあると思う。

 ――以前からサイン盗み疑惑がなかなかなくならない

 竹中事務局長 やってはいけないということは大会規則に書いてあること。なのにフェアプレーの本質をわかっていないと思われる行為が見受けられる。精神を作っていかないといけないし、口を酸っぱくして言い続けるしかない。前時代的な野球はやめましょう、ということですね。

 ――クセ盗みとはわけが違う

 竹中事務局長 試合のビデオを見てミーティングで研究するのと、試合中にサインをのぞくのとはまったく違うもの。投手のけん制のクセとかは、作戦で研究の範囲の話。でもそれを三塁コーチが打者に伝えるのはフェアじゃない。打者と投手は1対1で、そこに他の要素が入るのはよくない。あくまでチームとチーム、個人と個人のぶつかり合い。相手投手のクセがわかるなら打席の時じゃなしに、試合前とか、試合中でもベンチにいるときとかに言えばいい。

 ――防止策としては

 竹中事務局長 高校野球は教育の一環なのでビデオ判定とかはない。審判もたまにはミスジャッジがあるかもしれないけど、そういうのも含めて教育の一環ですから。フェアプレーと言い続けるしかないですよ。

 ――二走に目を光らせる担当者を置くとか

 竹中事務局長 それは審判の役割だし、外部がやることじゃない。やはり球審が二走も視野に入っている。

 ――捕手のサインを複雑化するとか

 竹中事務局長 それやると今度は試合時間が長くなる。なかなか難しいですわ。

 ――指導者の教育も重要になる

 竹中事務局長 それが大事やと思います。生徒がすすんでそういうことはしないと思う。おそらく指導者がすすめていると思うし、そんな意識をなくさないといけない。