【センバツ】初戦敗退の桐蔭学園 由伸魂で雪辱誓う

2019年03月28日 11時30分

初出場の啓新に惜敗し、ベンチ前に整列する桐蔭学園ナイン

【ズームアップ甲子園】第91回選抜高校野球大会は27日、1回戦3試合が行われ、第3試合では前巨人監督の高橋由伸氏(43)の母校で、16年ぶり出場の桐蔭学園(神奈川)が3―5で啓新(福井)に敗れた。先発伊礼(3年)が初回に連続適時打で先制され、一時は1点差に迫るもあと一歩及ばなかった。“由伸二世”と呼ばれたイケメン主将の森(3年)は3安打と気を吐いたが「隙をなくし、1球に対して浮足立たずに集中しないといけない。試合で得たものがある、と思ったらそれが甘さにつながると思う。だから得たものはないです」と悔しさをにじませた。

 この日はあこがれの先輩である高橋氏が球場で試合を見守った。映像でその打撃を参考にする選手もいるほどで、影響を受けている森は「偉大な先輩で特に逆方向への打球がすごい」と話し、他の選手も「チャンスに強くて堂々としている。スイングの手本にしています。一度、学校のグラウンドに来てほしいです」と言う。高橋氏より2学年上の片桐監督も「由伸は外野からの返球も常に内野手の胸を目がけて投げていたぞ!」などと日頃からナインにハッパをかけている。

 プレーだけでなく、高橋氏の“野球一筋”な姿勢も選手にとっては参考になっているようだ。同校はこれまで在学2年間は男女で校舎が分かれていたが、この4月から一体化される。もちろん選手も大歓迎だが、一方で「高橋さんはバレンタインデーにチョコが段ボールで届いていたらしい。モテモテなのに野球に打ち込んでいた。卒業してからもそう。見習わないといけません」と浮つく気持ちを抑えている。

 見守ってくれた高橋氏に勝利を届けることはできなかったが、ナインは「由伸さんをもう1回、甲子園に連れてきて校歌を一緒に歌ってほしい。このままでは終われません」と“由伸魂”でリベンジを誓っている。