半世紀以上メジャー実況の名物アナが大谷の二刀流に驚き「見たことがない」

2018年04月27日 12時00分

ボブ・ウェッカー氏

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)に放送界の大御所も驚いている。1971年からブルワーズ戦を中継するラジオの実況アナウンサーを務めるボブ・ウェッカー氏(84)だ。ブロードキャスターとして米野球殿堂入りし、ブルワーズの本拠地ミラー・パークでは、唯一、球場内にマイカーを乗りつけることが許されているレジェンド。選手はもちろん、オーナーも駐車は球場外だが、右翼側の搬入口に駐車できるのだ。日米で大ヒットした映画「メジャーリーグ」ではインディアンスの実況アナを務めており、日本でもおなじみだ。もっとも62年から67年まではブルワーズ、カージナルスなどで捕手としてプレーし、通算14本塁打を放っている。

 ウェッカー氏は大谷について「私は(アリゾナでの)オープン戦でも見る機会があり、二刀流はできないと思っていたが、シーズンに入ってびっくりしたね。中5日か6日での先発と、DH。あと2回か3回の登板を見守る必要はありそうだが、すごくいいじゃないか。とても楽しみだ」。当初の考えを撤回し、今では大きな期待を寄せている。

 歴代のスーパースターのプレーを半世紀以上にわたって実況してきたウェッカー氏にとっても、投打の二刀流は「見たことがない。高校、大学レベルならあり得るが、プロレベルになると全然違う。だけど、100マイルのストレートと、クオリティーの高いスライダーやスプリットを投げるオオタニは、まさにダルビッシュ級の才能を持ちながら、打者としても驚くべき打球を放つ。彼の身体能力からすれば、外野手としても十分に活躍できるはずだ」と熱く語った。

 エンゼルスとブルワーズはリーグが違うこともあり、今季は対戦予定はない。ウェッカー氏が大谷の投球や打席を実況するには、両軍がワールドシリーズで相まみえない限り、来季以降に持ち越しだ。