阪神・金本知憲監督(50)が、絶不調の大山悠輔内野手(23)を“継続起用”することを明言した。

 巨人戦での3連敗を受けて23日は休日返上で全体練習を敢行。指揮官は「打てていないから。何かきっかけ作りのために、各自がそれぞれやっていこうということ」と意図を説明し、状態が上向かないナインにゲキを飛ばした。

 そんな不振のチームの象徴となっているのが2年目の大山だ。打点こそチームトップの10だが、打率1割7分5厘と低迷。21日の巨人戦では打順が8番まで降格するなどスタメン剥奪の危機に陥った。

 しかし、金本監督は「守れるし、あれも大きな戦力だよ。何回、ピッチャーが助けられているか」と守備力を評価し、我慢の起用を決断。そして「これさえやっておけば必ず(調子が)上昇するというものがないと思う。自分で見つけないといけない」と求めた。

 この日は通常の倍近い時間を打撃練習に費やすなど必死の大山だが、期待に応えることはできるか。