清宮の一軍昇格はいつ? 現実味と課題

2018年04月21日 16時30分

ホームランボールを手に笑顔の清宮

 20日、イースタン・リーグのロッテ戦(鎌ケ谷)で日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)が3ラン2発を放ったが、気になる怪物の一軍昇格はいつになるのか。札幌ドームで報告を受けた栗山監督は「前に進み始めた。体が元気であれば結果を出す」と評価する一方で一軍昇格時期については明言を避けた。荒木二軍監督も「まだまだスタート。(本塁打が)出たのはホッとしているが、だからといって評価は変わってない」と慎重な姿勢は変わらない。

 それでも2本塁打を目の当たりにしたスタッフたちは興奮を隠せなかった。荒木二軍監督もその一人で「やっぱりホームランバッターだな、というものが見られました。バットに当たればああやって角度がついて飛ばすことができる子。すごいよ。ベンチのムードが変わるもん」と、冗舌に話した。球団の編成関係者からは「栗山さんは間違いなくホッとしているはず。上(一軍スタッフ)が一番見てるのは打ったあとの姿勢。その点も今の清宮なら問題はない」と早期一軍昇格を推す声も上がったほどだ。

 ある二軍スタッフは清宮に関して「正直、バッティングは下でやることがないくらい」と言う。この日の2本塁打はいずれも変化球で、9回無死満塁の打席ではオール直球勝負だったが11球粘りながらも投ゴロ併殺打に倒れた。コーチの一人は「速いストレートに慣れるには一軍の方がいい」とも話す。だったらさっさと栗山監督に一軍昇格を推薦すれば良さそうなものだが、そうもいかないのは守備と走塁がネックとなっているからだ。

 二軍首脳陣は「1年目の春季キャンプの途中から一軍だった大谷はモノが違いましたけど、清宮もやっぱり違う」と怪物ぶりを認めつつも「大谷は走塁にもすごく意欲的だった。その辺の意識に差がある。(清宮は)なかなかないパターン、ないケースで、どうすればいいのか…」と育成法で頭を悩ませている。

 栗山監督は15日のオリックス戦で清宮の一軍昇格を想定したかのように4年ぶりとなる中田の左翼起用を試した。守備に問題があるならDHでの起用という手もあるが、荒木二軍監督は「18歳でDHなんてあり得ないでしょ。18歳でできなかったら、20歳になったら何もできなくなっちゃう」と大反対だ。

 いずれにせよ打撃はすでに一軍レベル。大谷の二刀流を貫くなど枠にとらわれない選手起用をする栗山監督だけに、清宮の使いどころにも注目が集まる。

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