日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎内野手(18)と斎藤佑樹投手(29)の早実OBコンビが19日、二軍戦ながら公式戦では初めて揃い踏みした。

 イースタン・リーグの楽天戦(泉)に3番・一塁でスタメン出場した清宮は初回の第1打席で3球三振を喫するなど5打数無安打と快音なしに終わったが、公式戦初の四球で出塁した7回は得点をマーク。延長10回二死二、三塁の第6打席では中飛に終わったものの、14球粘るなど執念を見せ「最後(の打席)が一番良かったです。(17日の初戦に)初安打も出ましたし、タイミングなどはつかめてきていると思います」と明るく話した。一方の斎藤は6回2安打1失点と貫禄の投球を披露。「(初回の)四球からの失点は良くないと思います」と計4四球を反省しつつも、2安打に抑えたことには「いいですね」と満足そうだった。

 早実コンビのプレーには、これまた早実OBの荒木大輔二軍監督(53)も感慨ひとしおだったようだ。公平な目で選手を見なければならない立場ながら「もちろん気になることは気になる」。同時に「だからこそしっかりしてもらわないといけない」と尻を叩くことも忘れなかった。