巨人6連敗 初回2被弾5失点で二軍落ちの大竹は専用ロッカーの奪還にも失敗

2018年04月13日 16時30分

5失点炎上の大竹。手前は小林誠司

 完全にトンネルに迷い込んだ。単独最下位の巨人は12日、DeNA戦(東京ドーム)に4―6で敗れ、6連敗で借金は早くも4に膨れ上がった。最大の敗因は先発の大竹寛投手(34)で、初回に2被弾を含む5失点でぶち壊し。試合後に二軍降格が決まったベテラン右腕は、もうひとつの定位置も失っていた――。

 プレーボール直後から東京ドームはG党のため息に包まれた。大竹はわずか2球でルーキーの神里に先頭打者本塁打を左翼席へ叩き込まれると、一死後には筒香に四球を与えてロペスに左越え2ランを被弾。その後も相手先発の新人・東らのタイムリーで2点を奪われ、アッという間に5点を失った。

 ベンチも連敗脱出へ打線を組み替え、今季初めて4番に据えたマギーの1号3ランなどで追い上げたが、出ばなをくじかれた代償は大きすぎた。試合後、首脳陣の怒りの矛先は右腕の背信投球に集中した。由伸監督が「初回から5点というのは重い」と口火を切ると、村田ヘッド兼バッテリーコーチは「投手に打たれているようでは言い訳できない。監督に申し訳ない。1週間も調整してきて」とバッサリ。斎藤投手総合コーチも初回の大乱調に「改めて言うことでもない」と語ると口を閉ざした。

 試合後に二軍再調整が決まった大竹は開幕ローテから初の脱落者となったが、併せて痛恨だったのは“マイロッカー奪還”にも失敗したことだろう。キャンプを二軍で過ごした右腕は、実は開幕前に東京ドームにあった専用ロッカーを“剥奪”され、置き荷物の撤去という屈辱を味わっていた。「今年は多くの若手が一軍切符をつかんだために、ロッカーが足りなくなってしまったのです。仕方なく、二軍暮らしが長引いている大竹のほか数人のベテランは荷物を二軍ロッカーに移すように、と。荷物を片付ける背中がそれは寂しそうでした」(球団関係者)

 ギリギリで開幕ローテには滑り込んだが、新たに割り当てられたロッカーは元の居場所ではなく、いわば誰でも使える“自由席”。定位置に戻るためには結果を残し続ける必要があったのだが…。大荷物を引きながら「チームに申し訳ないです…」とうなだれて東京ドームを後にした大竹。“指定席”を奪い返すのはいつの日になるか。