米スポーツ専門局ESPN(電子版)は10日(日本時間11日)、デビッド・シェーンフィールド上級記者のコラム「米野球殿堂へ向かっている現役40選手予想」を掲載した。日本人選手はマリナーズのイチロー外野手(44)とエンゼルスの大谷翔平投手(23)の2人がリストアップされている。

 イチローは前日の時点で現役では最多、メジャー歴代21位の3085安打を放っているから当然だろう。エンゼルスのプホルス内野手、レンジャーズのベルトレ内野手、タイガースのカブレラ内野手、ドジャースのカーショー投手、マリナーズのカノ内野手とともに「すでに当確」の6人に入れた。

 次のランクの「10年プレーしたら確実」はエンゼルスのトラウト外野手1人だけ。「ドアを叩いている」にアストロズのバーランダー投手、ダイヤモンドバックスのグリンキー投手、レッズのボット内野手を選んだ。

 そして大谷は最後の「WHY NOT?(なぜダメなの?)」に1人だけ挙げられた。開幕からメジャーを席巻している二刀流についてシェーンフィールド記者は「我々がこれまで目撃した史上最高といえる1週間のひとつを彼が成し遂げた後に、私はこれを執筆している。このリストに彼を入れないわけにはいかない」とコメントした。

 メジャー開幕から10日ほどでルーキーの野球殿堂入りを予想するのは前代未聞だろう。先週のア・リーグ週間MVPに選出された大谷。二刀流のインパクトはそれだけ強烈ということだ。