【テキサス州アーリントン9日(日本時間10日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(23)が、ア・リーグの週間MVP(2~8日)に選出された。大谷はDHとして3試合に出場し打率4割6分2厘、3本塁打、7打点をマーク。投手としては8日(同9日)の本拠地アスレチックス戦で、完全試合を期待させる好投で7回1安打無失点、12三振で2勝目をマーク。週間MVPが設けられた1973年(ア・リーグは75年)以降、二刀流選手の受賞は初だ。

 大谷は球団を通じて「ア・リーグのプレイヤー・オブ・ザ・ウィークに選ばれて光栄です。支えてくれた球団スタッフとチームメイトに御礼を申し上げます」とコメントした。

 日本人選手の受賞は2016年8月(1~7日)にメジャー通算3000安打を達成したイチロー以来、17度目。1年目の受賞は野茂英雄(95年6月19~25日)、松井秀喜(03年6月23~29日)、松坂大輔(07年5月14~20日)に次いで4人目で、開幕2週目に受賞するのは最速。23歳9か月は最年少だ。他には佐々木主浩(01年4月23~29日)、岩隈久志(15年8月10~16日)が選出されている。ちなみに最多はイチローの5度だ。

 大谷はこの日、登板翌日のためレンジャーズ戦のスタメンを外れたが、先週と同じなら10日(同11日)から2試合続けてDHで出場。レンジャーズは10日がペレス、11日(同12日)はムーアと両左腕が先発予定。大谷は開幕後、打率3割8分9厘をマークしているが左腕とは4打数無安打。攻略できるか。