【カリフォルニア州アナハイム8日(日本時間9日)発】本拠地初登板でデビュー2連勝を飾ったエンゼルス・大谷翔平投手(23)をマイク・ソーシア監督(59)も絶賛した。

 会見で指揮官は「翔平は、ピッチングと打撃の両面で重要なチームの一員。今、先発投手陣を一定のローテーションで回そうとしている中で彼が今日したように、オフェンスには打つチャンスを、ブルペンには休みを、そして力強い投球を見せたことは我々にはとても大事で素晴らしい試合だった」と大谷の7回1安打投球を称賛した。

 さらに「大谷はアナリティカル(分析家)だから、マルドナードと回の合間に次に当たる打者についての話をしていた」と抜かりないベンチでの仕事についても言及した。

 そして、指揮官は「翔平はキャンプで投打両面において自分がいるべきところにいくためには何をしなければいけないかというプランを持っていて、それに向かって一生懸命取り組んでいた」と結果が出なかった時期を回想。続けて「シーズンが始まって、だんだんそれが見えてきた。23歳としては計り知れないほどの落ち着き、経験を持っていてしっかりとこの環境にアジャストしている。彼は自分の能力をよく知っているし、よく学習し、理解も深い。だから、キャンプでは彼が達成したいことに向けてプランがあり、我々はその結果を今見ている状態なんだ」と起こるべくして起きている今の状況を説明していた。