2戦連発の大谷にチームメートが最敬礼

2018年04月06日 12時00分

インディアンス戦での勝利を喜ぶ大谷(中央)らエンゼルスナイン

【カリフォルニア州アナハイム5日(日本時間6日)発】インディアンスとの本拠地開幕カードで2試合に出場し、2試合連発を含む9打数5安打5打点の鮮烈地元デビューを飾ったエンゼルス・大谷翔平投手(23)にチームメートが最敬礼している。

「あの当たりは大きかった。それまで(サイ・ヤング賞投手のクルバー相手に)全然攻撃ができていなかったからね。大谷にすごく勢いをつけてもらっているよ」と敬服したのは3―2で勝利した4日(同5日)の第3戦で延長13回にサヨナラ弾を左翼に叩き込んだザック・コザート内野手(32)だ。

 コザートは一身に注目を浴びる二刀流ルーキーを「キャンプでは散々批判されてきて今、こうして殻から出てきた。考えてみると様々なプレッシャーの中ですごいことをしている。彼は周囲の雑音を全部蹴散らしてただ野球をやっているんだ。素晴らしい才能があってまだ23歳なんだ」と大谷の落ち着きぶりに脱帽。そして「彼が周囲に惑わされず自分らしく(殻から)出てきたことが素晴らしい。本当に一生懸命練習しているし、特別な才能の持ち主であることは疑う余地もないよ」と絶賛した。

 また、この試合に先発し5回途中2失点で降板した先発のタイラー・スカッグス(26)も「驚異的だよ。ボクを助けてくれたのは彼。彼にはスマイルしかないよ」と自身の負けを帳消しにした大谷の同点2ランに感謝。その上で「彼はレッグキック(右足の使い方)を変えたね。これはすごく大きい。全体的に遅れていたところから、体が開いて腕の位置が対応しやすくなるからグレートだよ。彼とコーチ両方の功績だけど、これまでずっとやってきたフォームを変えるのはすごく難しいから、彼の努力の方が大きいね」と対応能力に舌を巻いた。

 スカッグスは大谷の初登板以前に「Fake it till you make it(できるまではできるフリをしろ)」とメンタル面のアドバイスを送っていた。「(助言が無意味だったことは)間違いないね」と苦笑いする左腕は「彼は今とても自信があるように見える。春のキャンプはただのキャンプということだね。彼に必要なのは自信だけだと思っていたけど、実際に今自信のある彼を見られてうれしいよ。だまされたとは思っていない。最初から彼のことはすごいと思っていたからね。僕らは毎日の打撃練習や投球練習で彼の持っているものを目の当たりにしているから」。チームメートはこの1週間で見せた大谷の適応力にあらためて敬意を表した。