清宮めぐり警察出動の波紋 若者たちが日本ハム二軍施設で連日の騒ぎ

2018年04月06日 16時30分

球団事務所に居座る若者グループ

 腹膜炎からの復帰を目指す日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎内野手(18)の周囲で、頭の痛い問題が浮上している。選手寮のある千葉・鎌ケ谷の球団施設で、2日連続で警察が出動するトラブルが発生。サインをもらえなかった特定の一部ファンが暴言を吐くなど、再三の迷惑行為を続けており、球団側も対応に頭を悩ませている。

 清宮は5日、全体練習と居残り特守を終了後、グラウンド外に集まったファンらと交流するためにハイタッチ会を開催した。その際、ハイタッチできなかった10代の若者数人のグループが「俺らとはハイタッチしないのかよ!」と騒ぎ出し、警察が出動する事態となった。この若者グループは前日の4日にも騒ぎを起こし、警察が出動。施設内は緊迫したムードに包まれた。

 その後、警察官に注意を受けた若者グループは、いったんはその場を離れたが、自転車で移動する警察官の目の前に突然割って入り「当て逃げされた!」と騒ぐ場面も。一連の流れの中で飛び出した「俺たちはファンじゃない!」との発言には「だったらなんでサインを求めるんでしょうね…」と球団関係者も困惑しきりだった。

 さらに若者グループは、場所を球団事務所前に移して居座り。そこでは警察官と球団職員による再度の説得が行われ、最終的には「再び騒ぐようなら出入り禁止になる」旨を口頭で約束し、ようやく解散となった。

 ただ、解散後も選手寮前で待機し、選手が出てくるたびにサインを求めていたものの、もらったばかりのサイン色紙を放り投げて遊ぶなどしていた姿には、周囲で様子を見ていたほかのファンたちから「こんなやつらはファンじゃない」「明日から球場に来ないでほしい」「球団スタッフが丁寧に対応しているのをいいことに調子に乗っている」との声が上がった。

 球団関係者も「あそこまで騒がれるとほかのお客様も怖がってしまいますし、迷惑がかかります。球場のイメージも下がってしまいます…」と悲しげにつぶやいた。

 警備担当者も「本当は即刻出入り禁止にするべきなんですが、未成年の場合は保護者が同席の元で誓約書などを書く必要があって…」と頭を抱えるばかりで「物を壊したり、実害が出ていないので今すぐに大きくは動けないんです。この子たちはどこまでやったら捕まるのか、などの線引きを分かった上で騒いでいるので悪質なんですよ…」とうなだれた。

 また「清宮君はサインをしたがってるんですが、こういう状況だとハイタッチ会くらいしかできなくて…。なのに、ほかのお客様から『またハイタッチだけかぁ』と言われてしまうのは清宮君ですしね…」と、やりきれない思いを吐露した。

 いくら一般人といえどもモラルに欠けた迷惑行為は大きな問題だ。このままだと球団側のファンサービスもさらに制限せざるをえない。今回の若者グループには、1月9日の新人合同自主トレ初日に同様の騒ぎ(本紙既報)を起こした人物も含まれていると見られ、一部の特定のファンの仕業とはいえ、毅然とした対応策が必要だろう。

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