阪神の2年目右腕・小野が藤川を手本に開花

2018年04月05日 16時30分

藤川球児に投球フォームがそっくりな小野

<阪神2-1DeNA(4日)>去年とはひと味違う。阪神の2年目右腕・小野泰己投手(23)が4日のDeNA戦(横浜)に先発し、8回途中3安打1失点で今季初勝利を挙げ、チームの連敗を2で止めた。

 球速は自己最速タイの153キロに達し、四球は2つ。「しっかり一人ひとりを抑えるとテーマに挙げていたので、行けるところまで行こうと思っていた。自信のある球は真っすぐ。抑えられることができて良かった」と充実の表情を浮かべた。

 昨年は好投しても報われない登板も多く、球団の新人ではワーストとなる開幕から7連敗を喫するなど2勝7敗と不本意な成績で終わった。今年は春季キャンプ中の実戦からオープン戦まで29イニング連続無失点と力で開幕ローテーション入りをもぎ取った。その過程で“お手本”になったのが元守護神で現在は中継ぎエースの藤川球児(37)だ。

 2人には共通項があった。ともに今季から二段モーションが解禁されたことが好材料になったというだけでなく「2人とも背格好が似すぎていること」(球団関係者)。藤川は「お手本? そうみたいやね。自分で言うのも何やけど、(小野には)自分のフォームは勉強になるかも。似てるということもあるし、そこはフォームでも何でも見て学んでくれたらと思っている。もともといい投手だからね」と“お手本役”を歓迎。球団内にも「小野は西武の岸を目標にしていたけど、いい教材は身内にいる。どんどんと球児をマネをしていけばいいと思う」と後押しする声は多い。

 試合のなかった前日3日に五十路へ突入した金本監督も、小野の好投には「あれくらいの投球はしてくれると思った。去年からの我慢、使ってきたかいがあった。何かをつかんだのだろう。結果的に(先発枠の)4番手だが、十分に柱としてやってくれるのでは、という内容だ」と目尻を下げた。藤川ばりに「覚醒」できるか、今後の投球にも注目だ。