巨人・岡本 今後の課題は長距離砲としての「風格」

2018年03月29日 16時30分

素振りをする岡本

【得津高宏 快打一閃】巨人の岡本和真内野手(21)が「6番・一塁」での開幕スタメンを決めた。オープン戦では打率2割6分7厘ながら4本塁打、12球団トップの15打点と打ちまくり、待望久しい若手大砲がようやく出てきたなという印象だ。

 昨年までの岡本はお尻も小さく、スイングも弱々しかったが、下半身もずいぶんどっしりしてきて、スイングスピードも見違えるほど速くなった。技術的に指摘しなければならないところはほとんどない。今後は一線級の投手たちとの対戦を繰り返していくなかで、いかに長距離砲としての「風格」をつけていくことができるかが課題となる。

 そのためには結果はもちろんだが、構え一つとっても相手に対する印象は変わる。岡本は性格的におとなしいところもあるようだが、構えにもその人柄は出る。たとえば前の肩を今よりちょっと下げて、あごを引く。そうするだけで今よりも攻撃的な構えとなり、気持ちも前面に出てくる。

 開幕カードの阪神戦はメッセンジャーが相手。そう簡単には結果を出せないかもしれないが、私は第2戦の藤浪との対戦に注目している。藤浪は昨季から右打者に対して制球を乱し、死球を連発しており、岡本の将来のことを考えたら「スタメンは左の阿部でいくべき」という声があるとも聞く。だが、藤浪の体に向かってくるボールに対し、踏み込んでいく攻撃的な打撃を岡本に期待したい。メッセンジャー、藤浪との対戦は、岡本がさらにひと皮むける絶好の機会になるだろう。

 由伸監督にはぜひ、第2戦も岡本をスタメン起用してもらいたい。(本紙評論家)